コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長執行役員:黒田 英邦)は、当社CSR活動「結の森プロジェクト」が生物多様性アクション大賞2018の特別賞「グリーンウェイブ賞」を受賞しましたので、下記の通りお知らせします。
■受賞概要
〇主 催 :国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
〇受賞名 :生物多様性アクション大賞2018 特別賞「グリーンウェイブ賞」
〇受賞活動 :結の森プロジェト
〇評価ポイント:※公式Webサイトより引用(
http://5actions.jp/award2018/result.html )
生物多様性に向けた取り組みとして単なる間伐の実施に止まらず、その結果生産された間伐材を四万十町森林組合との協働により家具等に利用していることは、森林の循環利用と地域振興の観点から、特に評価されます。
また、2007年以降、12年間にわたって認証森林を拡大するとともに、必要とする間伐も着実に進めており、持続可能な森林経営に努めていることも大いに評価されます。
活動を「見える化」するため、地元の四万十町森林組合のみならず四万十高校の生徒や高知県・四万十町職員が協働して植生調査を続けており、これによって地元の誇る環境資源が再発見されるなど、今後の生徒の人格形成にも役立っています。
さらに、間伐の効果をCO2の吸収量でわかりやすく表現するなど、多くの工夫がみられます。
結の森プロジェクト
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2006年、コクヨは高知県四万十町大正地区の民有林を「結の森」と名付け、「人工林の再生」と「自然環境と地域社会の再生」をテーマに、間伐材の有効活用を中心とした森林保全を開始し、2007年よりFSCR(Forest Stewardship CouncilR森林管理協議会)の森林認証を取得しています。(FSCR C004748)
結の森は現在、対象面積は5,425ha、累計間伐面積が1,545haまで拡大しています。また、2007年より、高知県から「CO2吸収証書」が交付されており、2017年度単年では6,566t-CO2、累計では49,625t-CO2になりました。(期間:2006年4月〜2018年3月)
プロトコルカウンター
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また、結の森で間伐された木材の有効活用、全国の地域材を使いたいというニーズにも応えられるように窓口カウンター(製品名:プロトコルカウンター)を開発しました。天板のエッジに杖倒れ防止や車椅子利用者用グリップなどを採用したユニバーサルデザインにも配慮した製品です。なお、プロトコルカウンターは「ウッドデザイン賞2017」を受賞しました。